東京でクローゼットのリフォーム「え?ペンキ?!」
「え?ペンキ?!」
東京都杉並区の賃貸マンションのクローゼットです。
管理会社さまからの当初のお問い合わせでは「壁紙を貼ってほしい」とのご依頼でした。
現調をさせていただき、まず我々が着目したのは、
「少し湿気がこもっているな」ということでした。
管理会社さまは特にそのことを気にしてはいらっしゃらないご様子でしたが、少し詰めてお話しすると、
「そういえば、建具や家具の傷みが早いかもしれない」
とのことで、ぐるりと周辺を歩くと、裏が川になっていました。
立派なクローゼットを拝見すると、表面上はカビもなくキレイでしたが、手を触れてみると少し冷たく感じられ、
「もしかして、このクローゼットは最近リフォームしたのですか?」
と伺うと、
「そうです!押入れだったんですよ!」
とのことでした。
やはり。
「リフォームしたばかりだからキレイなベニヤ板ですが、押入れだった時は少しカビていませんでしたか?」
と伺うと、
「カビていました!なんでわかるの?」
と驚かれましたが、すぐに社内で塗装担当と打ち合わせ。
結局、ご提案させていただいたのは、
「クロスはやめておきましょう」ということ。
ご存じの方は少ないのですが、日本で使われている壁紙はそのほとんどがビニールです。
それを聞いて、すぐにお客様がお考えになるのは、「湿気をコントロールする機能性の高いクロスはお値段も高いし、どうせカビてしまうなら、安価なクロスをカビる度に張り替えるしかない」という方向です。
〇湿気対策
【第一の道】下地塗布型防カビ材後
機能性クロス・防カビ加工品貼付
ご予算から出てしまう。
【第二の道】下地塗布型防カビ材後
量産クロス・プチ防カビ加工品貼付
ご予算OKだけど、カビたら何度も張り替える!
「ウチも厳しいんだよね。量産クロスでお願い」
いえいえ。
アルデコのご提案は【第三の道】
なんと、「塗装」です!
「えー?塗装?!」提案されたときの管理会社さまのお顔がいかに驚かれていたことか。
結局は小松社長の熱意に首を縦に振ってくれました。
さあ!
アルデコメンバー「茅平さん」の出番。
茅平さんのすごいところは下地処理の手間を惜しまないこと。
何層も、何層も、丁寧に下地のメッセージを受け取りながら、
「今だよ」というところで仕上げにかかります。
もちろん絶対にカビないなんてことはありませんが、
クロスと違うところは「拭きそうじ」でお客様自身が日々メンテナンスできるということ!
クロスは普段、「拭く」という発想はあまり思いつきませんので、「あれ?」と気づいた時にはもうカビていることが多いです。ペンキなら知らず知らずにサッと拭いたりできますから、なかなかカビにくいという利点もあります。
下地処理が終わって仕上げ用の塗装を塗り、ここからが本番!
仕上ペンキの上に、さらに「艶ありペンキで仕上」というこだわりの塗装で、水性ペンキなのに
まさかの「水拭き」!!
が、可能になりました。
ちなみに、このクローゼットの棚部分は、もしもクロス施工ならば木肌がそのままということになったのですが、そこは塗装の良いところ。
棚まで全部塗っちゃいました!
これで、棚板も拭き掃除ができるし、カビても拭き掃除ができるし、
そして何より、どうしても落ちないようなカビ汚れが出たとしても、そこだけまた塗装すればよいという点では断然クロスよりも安価で管理が楽なのです。
特に気密性の高いマンションに塗装はぴったり。
お部屋の雰囲気にあったホワイトでとてもかわいく演出できました!
クロスの良さ、塗装の良さをそれぞれに分かっているアルデコならではのご案内で、管理会社さまは大変お喜びくださいました。
ご案内は、お客様の想像の斜め上をいこう!
そんな気持ちでリフォームさせていただいております。
ぜひお気軽にご相談ください♪